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英単語の効果的な覚え方とは?

英語の単語の学習は、中学や高校・大学において、英語を学ぶ上で避けては通れない関門です。英語の単語の知識量、つまりボキャブラリーはリーディングはもちろん、ヒアリングやライティングにおいても、とても大切な要素となります。

英単語のボキャブラリーが豊富な人は、多少知らない単語や熟語、連語、構文がでてきても、推測で読んだり聴いたりすることが可能になります。反対にボキャブラリーが貧弱だと、文章が穴だらけとなり推測すらできません。

英語の単語の学習は、いってみればピラミッドの土台のようなものです。
土台が大きくしっかりしているほど、より高い建築が可能になります。

日本人が英語をマスターするためには、中学英語レベルの文法と単語のマスターが必須となります。これから大学受験に挑もうと考えている人で、英語が苦手教科の場合は一度、中学英語レベルまで戻って復習すると、土台がしっかりしたものとなります。

このように、英語の読みや英会話において大変重要な位置をしめる英語の単語の学習ですが、なかなか記憶しづらいという悩みを持つ人が多いのも事実です。どうやって覚えることが効率的なのか、知りたいという人もいることでしょう。そこで効果的な英語の単語の記憶法を解説します。


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効果的な英語の単語の学習法には、以下のようなものがあります。覚えやすく、忘れにくく、思い出しやすいというメリットがあります。
  1. 法則性をみつける
  2. 共通点のある単語をまとめて覚える
  3. 文章のなかで覚える
  4. そのうえで声を出しながら何度も書く

「一番最後に」丸暗記の方法が来ることに注目してください。多くの人は、いきなり何度も書き取りをして、丸暗記しようとします。しかし、それでは脳内ネットワークができないので、覚えづらく、中間・期末テストや模試、本番の試験で思い出しづらくなります。

丸暗記が通用するのは中学生までです。中学の英語の場合は、何度も英単語を書き取るという勉強方法でも通用します。しかし高校生になったあたりの年代から、脳は経験記憶主体のつくりに変わっていきます。

いいかえると、脳内ネットワークを密にした覚え方が有効になるということです。
いろいろなことと関連づけたり、グループ化して覚えたほうが長期記憶として残りやすくなります。

 


英語の単語の学習法として、「法則をみつける」とは、接頭語や接尾語といったルールを知ることです。たとえば「pre」という接頭語には、「前に」「前の」といった意味があります。このルールを知っていれば、たとえ「prepare(準備する)」という英単語の意味を知らなくても、文脈から「前もって何かをするんだな」というように推測できることがあります。脳内でネットワークが一つ増えるわけです。

そのため、入試試験のときなどに思い出すルートが増えるわけです。
とくに試験本番では緊張するため、普段思い出せるものでも、どうしても引き出せなくなったりします。特異な状況下においては扁桃体が過度に興奮したり、ワーキングメモリがほかのことで占拠されていたりするためです。

そういったときのために、できるだけ「引き出すためのきっかけ」を多く用意しておくと、どんな状況下であっても冷静に対処できるようになります。これこそ受験勉強の方法における記憶術の秘訣です。TOEFLやTOEICでも通用するコツになります。

英語の単語の学習の仕方として、「共通項のあるもの同士で、まとめて覚える」という方法も有効です。これも脳内のネットワークの連合や精緻化を意識した勉強法です。
たとえば「小さい」を意味する英単語は一種類ではありません。smallもあれば、little、tiny、fineもあります。そういったものをまとめて覚えると、実際の英文などで、微妙な違いが見抜けるようになり、自信へとつながります。

そのほか英単語の覚え方としては、単体で覚えようとするのではなく、文章と一緒のほうが記憶しやすいと、よくいわれます。これは、まさに経験記憶やイメージにのっとった記憶術の王道です。中学生までは意味記憶が臨界期なので、丸暗記でもいいですが、高1になったら、できるだけ文章のなかで覚えるようにしましょう。

具体的な方法としては、英語を速読したさいに、スムーズに意味が分かる程度まで読み込むことです。途中でつっかえるようでは、まだまだと判断できます。無意識に理解できるレベルまで高めるわけですね。

簡単な英文の場合、とくに頭のなかで日本語に訳さなくても、パッと見ただけで文章の意味が一瞬でわかりますよね?それと同じレベルまで、もっていくわけです。英文を速読してみて、とくに訳さなくても日本語に置き換えなくても、英文の意味を理解できるか?
これが、英単語を真にマスターできているかどうかの判断基準です。

 


そのほか丸暗記の方法として、何度も紙に英単語を繰り返し書く方法は、よく行われています。こういったやり方は、何度も述べているように、中学生までなら有効な方法です。しかし高校生以上にもなって、ましてや大学センター試験や私立大学の入試を目指している場合において、このやり方「のみ」を採用していたのでは、なかなか思ったように覚えられないことでしょう。

しかし今まで述べてきたように、「法則をみつける」とか「共通のものどうしで覚える」とか、「文章のなかで記憶する」といった各段階を経たうえで、「記憶をより確実にするため」の最終段階として、何度も書く練習をすることは、とても有効な英語の単語の学習法になります。

いきなり書き取り練習から始めたり、単語カードをつくって反復するような学習法は、高校生以上ではタブーですが、段階を経て、最後に書き取りで仕上げる分には、効果的な英語学習法になるということですね。

 



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■どんなことでも簡単に覚えらえれる記憶術とは?
>> 記憶術日本一「藤本憲幸氏の記憶術」 <<


 



【追記】英語の単語は、ひたすら辞書(英和辞典や和英辞典)を引く作業があったりするので、かなりの労力になります。英単語といってもスペルや読み方、発音など、いろいろな要素が問われます。なので、できるだけ書いたり、音読したりして五感をつかうとよいでしょう。ただし、こういった英単語だけを取りだすような方法は、中学生の間だけに通用する方法です。英語の単語帳を作る場合でも、まずは文章のなかで把握する。その上で、知識をより確実なものにするために単語カードなどを復習するとよいでしょう。イメージから入り、詳細学習に移行する流れは、歴史の勉強においても言えることです。何にもで通用する原則ということですね。
今ではスマホや携帯で、androidのアプリやゲームが出ているので、通勤や通学時に英単語を学習することもできます。トフルやトイックや英検(英語検定)、あるいは仕事で必要になるビジネス英語にも役立ちます。なかには、かっこいい英単語とか、かわいい英単語を探している人もいるようですが、単語のボキャブラリーが増えれば、いろいろなネーミングの達人になれますね。英字新聞や海外の映画(洋画)も楽しめます。
英語の単語の学習法において、ひとつ付け加えるとすれば、「はじめは意味を限定して記憶すべき」ということです。できるだけ一つの英単語につき、一つの意味だけを覚えるのです。これは、単語のイメージを定着させるためです。だいたいのイメージを脳に焼き付けるのが狙いです。もし最初から、一つの単語につき、いろいろなニュアンスの意味を全部覚えようとすると、「大筋のニュアンス」すらわからなくなります。そうではなく、まずは「意味の軸」をイメージして覚える。そのうえで細かいニュアンスを覚えるようにするという順序が大切です。これは脳科学のおける汎化と分化という原理からいっても、正しい英語の単語の学習方法です。

 


 
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