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資格の勉強は時間のやりくりがコツ

資格の勉強方法は高校受験や大学受験とは、少し趣きが違います。中学生や高校生は、時間がたくさんあります。ところが社会人が資格試験に挑戦する場合、働きながらのことが多くなります。もちろん1日中、時間が自由なかたは問題ありませんが、仕事をしながらの場合、時間配分をうまくしないと、効率の良い学習は難しくなります。

 

資格試験にもいろいろあります。弁護士を目指す司法試験を筆頭に、司法書士、行政書士、税理士、一級建築士、不動産鑑定士、医師など、難関の国家資格などがあります。
そのほか看護師、ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士(社労士)、中小企業診断士、宅地建物取引主任者(宅建)、公認会計士、秘書検定などなど、数え上げればきりがありません。

 

高校生の場合は、進学塾や受験予備校に通ったり家庭教師をつけたりしますが、社会人の場合は、多くのかたが独学でのぞむのではないでしょうか。書店に行って受験参考書やテキスト、過去問を買ってきて、自宅で勉強するわけです。あるいはネットを利用した通信講座や通信教育ですね。もちろん、資格試験予備校もありますが、社会人のかたが仕事をしながら学習するとなると、通っている暇はないので、どうしても空いている隙間時間に勉強することになります。

 

資格の勉強方法は、まさにこの点が中学生や高校生とは違います。
自分で取得したい資格を決め、参考書を買ってきて、毎日のノルマを決めて実行する。ただそれだけです。受験計画の立て方や、やる気を出す方法などは、大学センター試験などと一緒なので、右メニューにある該当ページを参考にしてください。

 

 


さて社会人のかたが、仕事をかかえながら資格の勉強をする場合、少ない時間でいかに効率よく学習していくかがポイントになります。勉強するとすれば、早朝や通勤時間、昼休み、細切れ時間になります。また帰宅してから深夜まで、頑張っている人もいることでしょう。

 

少ない時間で成果を出すには、最大限の集中力をもって、質の高い「資格の勉強方法」を取る必要があります。そのためのポイントは以下になります。
  • 時間を決めて勉強する
  • ツァイガルニック効果を活用する
  • 歩きながら勉強する
  • 睡眠時間をしっかりと確保する

まず、資格試験の勉強方法として、時間をしっかり区切って勉強する、ということです。時間があまり取れないかたは、意識しなくても、しぜんにそうなることが多いでしょう。ただ、1日中、時間が取れるフリーターのかたや主婦の場合、時間制限を設けたほうが、集中力を発揮した学習が可能になります。

 

たとえば何時から何時まで勉強をして、その時間をすぎたら、どんなに途中であってもぴたっと中断する、と決めるのです。この考え方が、資格試験の勉強法においては、とくに重要です。

 

社会人のかたが資格の学習をする場合、どうしても不本意な箇所で中断することが多くなると思います。隙間時間を活用していれば、なおさらでしょう。1ページとか2ページ単位で、きっちり終えると気持ちがいいものですが、たとえ途中であってもいいのです。

 

そうすればツァイガルニック効果を活用した資格学習ができます。
ツァイガルニック効果とは、不本意なところで中断すると、そのあとが気になり続けるという効果。テレビドラマも、いいところで終わります。だから、次が楽しみで仕方なくなります。ふつうの番組でも、いいところでCMに入るので、チャンネルを変えられなくなります。

 

このように人間は、不本意なところで中断すると、潜在意識下で次の展開が気になり続けます。これが「無意識の復習」になります。海馬レベルで、しぜんと復習をすることになるのです。また次の勉強を無意識に欲することになるので、モチベーションはしぜんとわいてくるものです。

 

 


資格試験の勉強において、細切れ時間を活用するということは、脳科学的にも有効です。それは、たいてい立ったままとか歩きながらということが多いからです。勉強というと、じっと座ったままというイメージがありますが、人は動きながらの方が勉強効率が確実にアップします。

 

運動を伴った学習では、記憶力が高まることが分かっています。
もっともいい資格試験の勉強の仕方は、立ったままか、歩きながら行うことです。立っているだけでも、足の筋肉からの刺激が脳に伝わります。またウォーキングしながらもオススメ。

 

別に固く考えなくても、部屋のなかをテキスト片手に、ゆっくりと歩き回りながら読めばよいのです。名付けて「アリストテレス勉強法」。仕事から帰ってきた後は、つかれて眠気がしたりします。そういったときは椅子に座っての勉強は、とてもつらいものです。そこで、立ったり歩き回りながら受験参考書を読んだり、暗記したりすれば、眠気覚まし対策にもなります。

 

 


さいごに、資格の勉強方法で注意すべき点として、睡眠時間を削ってはならない、ということです。高校受験や大学センター試験、院試などの場合は、比較的時間があるので、徹夜などは少ないかと思います。

 

しかし社会人の場合は、資格試験の勉強時間を捻出しなければなりません。気持ちが焦ってくると、長時間勉強しないと試験に合格しないんじゃないかと思って、睡眠を削ってまで頑張ってしまいがちです。でも睡眠不足になると、昼間の勉強効率がダウンすることは目に見えていますし、睡眠中の記憶の整理も不十分になります。

 

睡眠中は、寝初めの3時間に現れるノンレム睡眠のときに、前日に勉強したことを整理し、脳に定着させているといわれています。ですから、もし浅い睡眠になると、せっかく勉強したことが、定着しづらくなるわけですね。さらに夢を見るレム睡眠も重要です。
ノンレム睡眠は記憶の整理に関係していますが、レム睡眠は精神的なストレスの解消に不可欠です。ですから毎日、寝不足で資格の勉強に励んでいると、ストレスがたまっていき、煮詰まってしまうことに・・・。

 

ですから、どんなに遅くても夜中の1時には切り上げるなどと決めましょう!
そうすれば、その時間までに何とかノルマを達成しようとして、締め切り効果が働きます。これについては先ほども少し触れました。人は時間が無制限にあるよりも、時間が限られていたほうが集中力を発揮できるという心理効果です。これにより勉強の質が高まります。人生もそうですし、1年、1か月、1週間、1日という区切りがあるからこそ、頑張ろうと思うのはしぜんな心理です。

 

夜の勉強は時間を決めれば、不本意なところでストップしたとき、寝ているあいだにも、ずっと無意識のレベルで気になり続けます。それが睡眠中の記憶の定着をうながすことに。しかもツァイガルニック効果により、勉強の先が楽しみになり、翌朝しぜんと目覚める効果も期待できます。そうすれば早朝の勉強をすればよいのです。こういった習慣が、張りのある毎日のリズムを生み出します。

 

きりがいいところになるまでは勉強を終えない・・・これが資格の勉強方法では一番いけない考え方です。不本意な箇所でストップする習慣をつけるだけで、いろいろな心理効果が働き、あなたを試験の合格へと押し上げてくれるのです。

 

 

 

【追記】資格試験は実に多くあります。通関士、栄養管理士、cad、it関連、准看護師、薬剤師、弁理士、秘書検定などなど。なかには多くの資格を保有している人がいます。そういった人を見ると、天才のように思うものです。しかし、そのような人は、一度成功した資格の勉強方法を、ほかの資格取得にも適用しているだけなのです。つまり方法記憶(ノウハウ)を会得しているので、同じ方法を使って、ほかの資格をどんどん取得しているわけです。これは日本史でいえば、鎌倉時代が理解できれば室町時代や江戸時代の理解が進むようなものです。
資格試験には、ほかにも保育士やケアマネージャー、ボイラー技士、電気主任技術者(電検)の第2種や第3種、基本情報処理技術者、応用情報処理技術者、管理栄養士、通訳、医療系などがあります。一度、資格試験の勉強の仕方をマスターすれば、連鎖反応的に、関連の資格や検定を取得できるといえます。これこそ方法記憶の力です。英語検定(経験)の場合も、いったん3級に合格できれば、あとはそのノウハウを使えば、準2級、2級、準1級、1級というようにスムーズにいくものです。TOEICやTOEFLでもいっしょですね。このようなノウハウ(=手続き記憶)は、夢を見ているレム睡眠時に培われるので、睡眠時間が少ない人は、当面の資格試験も合格できないし、根底のノウハウも会得できないという悪循環になります。まずは気分をゆったりと持ち、睡眠時間を確保することが将来的には大切といえます。
最近では女性で資格取得を目指す人が増えています。大人気の美容師をはじめ、インテリアコーディネーター、カラーコーディネーター、WEB検定、WEBデザイナーなどなど。インターネットの時代に役立つ資格もたくさんあります。最近ではスマホや携帯、タブレットを使って学習ができるので、場所を問わない資格の勉強にはもってこいですね。
 


 
ロスカット